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分類:技術

チーズができるまで <すがたをかえる たべものしゃしんえほん4>

チーズができるまで <すがたをかえる たべものしゃしんえほん4>
宮崎祥子 構成・文/白松清之 写真
岩崎書店;ISBN978-4-265-08324-4(2004年3月)

 前回は、みその本を紹介しました。発酵食品は調べてみるとまだまだたくさんあります。グラタンやピザには欠かせないあつあつトロトロのチーズも発酵食品です。今回は動物性の発酵食品である「チーズ」の本を紹介します。
  この本は、しぼりたての牛乳がチーズになっていく様子が写真で分かりやすく紹介されています。最初のページでは、牛が読者に今にも話しかけそうな顔でこちらを見ています。牛のかわいらしい表情がとても印象的です。チーズ作りでは、職人さんが丁寧に作業をしています。チーズをまるで自分の子どもようにやさしく扱っており、たくさんの愛情をこめて作っているのがよく分かります。
 私の好きな漫画に『銀の匙』(荒川弘著/小学館)があります。農業高校の話で、8巻にチーズ作りの話が出てきます。チーズ作りでは衛生面に気を使うことの大切さが描かれていました。この本でも職人さんは少しでも手が空くと丁寧に道具を洗っています。特ににおいを吸い込みやすいチーズのために普段使っている衣類やシャンプーの香りにも気を使っているとのことです。本文は分かりやすい言葉でかかれており、読み聞かせにもおススメです。本文中では伝えきれない取材で得た情報もお話の後ろに掲載されており、チーズをより深く知るためにとても役立ちます。

 

科学読物研究会     澤本早苗