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分類:技術

チョコレートができるまで

チョコレートができるまですがたをかえる たべものしゃしんえほん
宮崎祥子/構成・文 白松清之/写真
岩崎書店 ; ISBN 9784265083909; ( 2015/01/31 )

 チョコレートのことを知りたいと思ったら、まずこの本をどうぞ。木の幹からポコンと飛び出たように生っているカカオの実の写真。ガーナのカカオ農園の迫力ある緑色のカカオの実の写真についている文には、「みんなの顔が かくれるくらい」と書いてある。このカカオの実から、カカオ豆(本当はマメではなくタネ)をどうやって取り出すのか、それからどうやってチョコレートにするのか、ていねいに順を追って、きれいなカラー写真で紹介してくれる。
 カカオ豆を煎り、皮を取り除いて砕き、石臼で挽いてねる。砂糖とカカオバターをまぜ、さらにねる。なめらかになったら、温度調整をして、口の中でやさしくとけるチョコレートに仕上げる。型に入れて固めて、美しく包装する。おいしそうなチョコレートにおもわずつばをのみ込んでしまう。
 巻末には、それぞれのページで説明しきれなかったことが、1ページごとに書かれていて、チョコレートについてさらにくわしく知ることができる。チョコレート作りで一番のポイントは、カカオ豆を80度で20分煎ること、ここでチョコレートの香りと味に深みを出す酸味を引き出すそうだ。大人でもホウっと唸ってしまうようなことも紹介されている。ぜひ親子で楽しんでみてください。

科学読物研究会     坂口美佳子