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分類:技術

日本の発明・くふう図鑑

日本の発明・くふう図鑑 学校・公共図書館向けシリーズ
発明図鑑編集委員会/編著
岩崎書店 ; ( 2014 年) ISBN: 9784265059669

 今から100年前、中国大陸に渡った青年、三島海雲は内モンゴルで羊の改良に取り組んでいたときに、元気の出るふしぎな飲み物に出会いました。彼は日本にもどってその飲み物を研究し、これまでにない新しい飲み物を発明しました。その飲み物は、今でも日本中のスーパーばかりでなく、海外でも売られているあの水玉模様のパッケージの乳酸菌飲料です。この本には、この乳酸菌飲料がはじめて作られたときのことが紹介されています。
 日本人が発明したものは、たくさんあります。
 最近では、青色発光ダイオーやiPS細胞などが大きな話題になりました。
 それ以外にも、ネオジム磁石、青いバラ、イオンエンジン、屋井乾電池、クオーツ時計、人工の雪、魔鏡など、日本人は世界的にも驚くべき発明をしています。これらの発明品そのものはもちろん、発明に至るお話しにもとても興味深いものがあります。子どもたちとの科学あそびの講座で紹介する本として最適です。
 洗濯機の糸くずとりや母子健康手帳、蚊とり線香などは、読み聞かせボランティア養成講座など大人の方を対象にした講座で紹介すると、皆さんの視線が本に集中します。
 マンガや温水洗浄便座、南部鉄器、根付、電気自動炊飯器、水族館の超肉厚ガラスなどは、今、話題のクールジャパンの代表的なものといえるでしょう。
 この本では、これらの日本の発明・くふう75点が、見開きのページで1点ずつ紹介されています。
 少々値段の高い本ですが、図書館で借りるなどして親子で楽しめば、これも日本発のものだったのかと思わぬ発見があるでしょう。

科学読物研究会     坂口美佳子