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分類:技術

もしも宇宙でくらしたら

もしも宇宙でくらしたら知ることって、たのしい!A
山本省三/作 村川恭介/監修
WAVE出版 ; ISBN 9784872909517; (2013年5月)

  天野光君は、お父さんが仕事をしている宇宙ステーションでくらしています。この本は、光君が地球にいるときに通っていた山川小学校のお友達あてに書いた、宇宙での1日の暮らしの日記のスタイルになっています。朝6時半におきてから、トイレ、歯磨き、着替え、学校の用意、朝ごはん、通学、国語の授業、体育、給食、そして家に帰って夜9時に寝るまでの天野君の1日が、楽しい絵と短い文で紹介されています。各ページの右端には、その事象や理由がもう少し詳しく説明されていて、好奇心とさらなる興味に応えてくれるでしょう。
  ケガをして泣いてしまった光君、涙は流れません。宇宙ステーションの中は無重力なので、涙は目のくぼみに溜まったまま、血も流れずにキズの上にもりありあがったままです。教室でイスに座るときには、シートベルトをつけて、足先を床の輪にくぐらせます。宇宙での体育は、水が浮いてしまう水泳や、体が浮いてしまうスキーやスケートはできません。お風呂も、お湯で体がくるまれてしまうので入ることができません。浮かせたTシャツに飛び込んで着替えたり、学校までふわふわ飛んでいったり、浮いたまま眠ることができます。
  宇宙での暮らしを支える国際宇宙ステーションのつくりや、無重力の生活ならではの便利な道具が見返しでも紹介されています。近い将来、こんな宇宙での暮らしが実現するかもしれませんね。空を見上げて国際宇宙ステーションを肉眼でさがしてみましょう。日本のどの場所で見えるかは、以下のサイトに紹介されています。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/index.html  

科学読物研究会     坂口美佳子