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分類:技術

パンがいっぱい

パンがいっぱいランドセルブックス
大村次郷 写真・文
福音館書店 ; 978-4-8340-2757-0; (2012年11月)

  発酵の力を借りて作られる食べ物として、皆さんの食卓にもよく登場する「パン」があります。この本のページをめくると、「ピデ」「ユフカ」「エイシ」「ターラミー」「ナン」「ケダム」「ノン」「サンギャク」という名前のパンが出てきます。「ナン」は、最近よく見かけるようになりましたが、その他のパンは見た目がとてもユニークです。しかし、どれもこんがりと焼けていてとてもおいしそうに見えます。
 これらのパンは、パンの発祥地でもあるメソポタミアをふくむ西アジア地方でうまれました。個性的なパンがどのようにつくられて、どれだけそこに住む人たちの生活に必要なのかが写真と文章で紹介されています。
 屋台にずらっと並べられたパン、板の上に山のように積まれて自転車に乗った兄さんに売られるパン、お手伝いで子どもたちが買いにくる大きな薄っぺらなパンなどがあります。たくさんの人々が色々なパンを作って売ったり、買ったりしている姿を見ていると、この地方の人々にとってパンとは食生活に欠かせない大切な食べ物だということがよく伝わってきます。その他にいろいろなパンの食べ方や、村のみんなで協力して作るパンなども紹介されています。
 私がこれらの街を訪れたら、香ばしい香りに誘われて、ついたくさんのパンを買ってしまいそうです。

科学読物研究会     澤本早苗