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分類:科学技術

ぴっかぴか すいぞくかん

ぴっかぴか すいぞくかん
しぜんにタッチ!
文・構成 なかのひろみ 写真 福田豊文
ひさかたチャイルド ; ISBN978-4-86549-005-3; (2014年6月 )

  飼育員の大事な仕事のひとつに、掃除があります。海の中を想像させるクリアで美しい水槽は、見る側にうれしいだけでなく、生きものたちの健康管理のためにも重要なものです。ぴっかぴか水族館はどのようにしてできあがるのでしょうか。
 人気の大型水槽は、掃除のために水を抜くことができません。そこでダイビングスーツに身をつつみ、サカナたちが泳ぐ中で掃除をします。マグロの水槽は水中掃除機を使い,食べ残したエサや糞を吸い込みます。マグロがぶつかってくると危険なのでヘルメットを着用して掃除をします。サメの水槽はどうでしょうか。飼育されているサメは、エサが十分足りているので、人間を襲うことはないそうですが、それでも念のため、特別な方法で掃除をします。イルカのプールの掃除は、大型水槽とは全然ちがいます。「そんなことをして、イルカは大丈夫なの?」と心配になるくらい、びっくりする方法で掃除をしています。
 小さな水槽の掃除には、7つの道具が紹介されています。いろいろな素材や形状の道具のおかげで、隅々まで掃除ができます。時には飼育員が手作りすることもあるそうです。
 ところで、水槽のそうじやさんは、飼育員だけではありません。本の後半には、意外な助っ人が、掃除に一役買っていることも紹介しています。
 この本はサンチャイルド・ビッグサイエンス2013年8月号が元になっています。ビッグサイエンスは本書よりサイズが大きいので、水族館気分をより味わうことができます。図書館などで借りられるようでしたら、読み聞かせにはビッグサイエンス版をおすすめします。子どもたちと一緒になって楽しみたい写真絵本です。対象は幼児から。

科学読物研究会     竹内純子