ホームに戻る本となかよしのページへ

分類:地震・宇宙

『地震と火山のたんけん隊』シリーズ・自然だいすき 4

『地震と火山のたんけん隊』シリーズ・自然だいすき 4
地学団体研究会『シリーズ・自然だいすき』編集委員会編
大月書店 ; ISBN978-4-272-40514-5(2005年1月)

 この本は、兵庫県南部地震から10年目、新潟県中越地震の翌年につくられました。地震国・火山国の日本でくらす子どもたちが、地震や火山の正しい知識を身に付け、付き合っていけるようにという願いが込められています。子どもたちが実際に動いて調べる調査の方法、家庭でたしかめることのできる実験がのっています。
 今までの大きな地震を現地に行って調べる方法の紹介ばかりでなく、今すぐできるものもまとめられています。たとえば、天井からつりさげる地震の感知器、自分が感じた地震の記録の付け方などは、子どもばかりでなく誰でもすぐにやってみたくなります。
  また今年1月下旬に大噴火した鹿児島県の新燃岳は、4月18日にも噴火しました。火山灰は、なにも噴火している火山のそばにいかなくても、地層の中からもみつけられます。火山灰を「お米をとぐようにおわんで洗う」わんがけをして、中から宝石のようにキラキラ光る小さな鉱物を探す方法、スーパーなどでかかとケアの軽石(人工品に注意)や、さし木につかう鹿沼土を手に入れて、火山がつくった軽石からマグマ噴出の秘密をさぐる実験ものっています。
 地震や火山のひみつを解く手がかりになる実験や調査を通して、子どももおとなも共に正しい知識を身につけることのできる本です。

科学読物研究会     坂口美佳子